つい先日のこと。
私はカフェでパソコンを使って仕事をしていました。
すると、近くに座っていた20代の社会人と思しき2名の男性の会話が聞こえてきました。
男性A『うち親戚付き合いが多くて、困っちゃうよ。今度また親戚の結婚式があるんだけど、これで今年3度目だよ』
男性B『まじで!?そんなに結婚式多いんだ~』
男性A『そう、こないだなんて、ハワイで開かれた結婚式に呼ばれちゃってさ。自分のプライベートな時間をつぶして、高い旅費を払ってまで、親戚の結婚式なんて行きたくないよ、ほんと…』
男性B『それは確かに大変だなあ。おれんとこなんか楽でいいよ。正月年に1回全員集合するだけだから』
男性A『なにそれ、めっちゃうらやましい!!年に一回集まるだけでいいなら親戚付き合いも楽でいいんだけどなあ~』
という会話のやり取りを耳にした私はといえば、家族以外の親戚とはもう10年以上会っていないのでした。
もともとわたしの両親は親戚が少なく、またお互い田舎から上京してきて千葉で暮らし始めたので、千葉の実家に親戚が集うということは経験がありません。
わたしが小中学生の頃までは両親と一緒に田舎に行くことはありましたが、高校生以降は田舎に帰るのは両親のみで私が同行することはほぼありませんでした。
そんな私からしてみれば、年に1回親戚中が集まることすら『とんでもなくめんどくさいイベント』に感じてしまいます。
そう書くと性格の悪い嫌な親戚がいるのかと思われがちですが、決してそんなことはないんですけどね。
親戚とは言え関係が希薄な人と付き合うのが苦手なだけです。
このように、親戚付き合いを全くしていない状況の一人暮らしぼっちのわたしですが、親戚付き合いしないことのメリットは感じるものの、果たしてデメリットは存在するものなのでしょうか?
その辺りを考えてみました。
Contents
一人暮らしぼっちが親戚付き合いしないことのメリット
まずは一人暮らしぼっちが親戚付き合いしないことのメリットを挙げていきましょう。
結婚云々を詮索されない
わたしのようにアラフォーにして未だに独身でいると、親戚の集まりなどに参加しようものなら間違いなく『まだ結婚しないの?』『相手はいないの?』などと色々詮索されることでしょう。
余計なお世話の一言ですね。
結婚しようとしていたのにとんでもない事態になって結婚話がなくなってしまった私のような人間にとっては、『結婚』の2文字は禁句です(汗)
仮に今後結婚できたとしても、今度は『子供はまだ?』と聞かれるんでしょうね…
プライベートの時間をつぶされない
親戚付き合いのために、忙しくて貴重なプライベートの時間をつぶされるのはつらいの一言です。
特に仲のいい親戚がいるならともかく、そんな親戚私にはいませんしね。
年に1回集まるだけだとしても、面倒なことこの上ないです。
ましてや親戚の結婚式のためにわざわざ海外まで行くなんて、考えられません。
お年玉や結婚祝いなどのご祝儀をあげなくていい
正月に親戚同士で集まりでもしたら、アラフォーの私は親戚の子供にお年玉をあげる立場となってしまいます。
別に仲良くもない親戚の子供に、お年玉なんかあげたくありません。
誕生日のプレゼントだって同じです。
それならまだ身近な友人の子供にお年玉やプレゼントをあげる方がマシですね。
結婚式についても同様です。
大して仲がいいわけでもない親戚の結婚式で結婚祝いのご祝儀を渡しても、気持ちがこもっていないのにお金だけ渡す感じで、何だか納得いきません。
望まない出費をするくらいなら、親戚付き合いなどしないに限ります。
余計な人間関係のストレスが生まれない
何ら共通の話題もないのに、親戚だからと言って集まって世間話しないといけないのは苦痛の一言です。
社会人になってから一度だけ、特に仲良くもないいとこの結婚式に出たことがあります。
結婚式の会場は知らない人ばかりで、居心地悪かったです。
その後、親戚だけで宴会が催されました。
人見知りな私はそこではうまく開き直れて、お酒の力もあり楽しく飲んだ記憶があります。
とはいえ、やはり知らない親戚、滅多に合わない親戚ばかりで集まるのはストレスが溜まりますね。
私の親戚には変わり者や性格の悪い人などがいないようなのでまだいいですが、変な親戚が多い人にとっては、親戚付き合いは避けたいことこの上ないでしょう。
一人暮らしぼっちが親戚付き合いしないことのデメリット
一方、一人暮らしぼっちが親戚付き合いしないことのデメリットもないか、考えてみました。
結婚祝いや出産祝いをもらえない
普段親戚付き合いしていないと、現在独身の私が今後結婚したり子供を設けたとしても、親戚から結婚祝いや出産祝いはもらえないでしょう。
まあこれは、わたしが親戚の結婚式に参加せずご祝儀を渡さなかったり、親戚の子供にお年玉をあげないことと同じことなので、特に気にしません。
逆に疎遠な親戚からお祝いなど頂いたら、どこかでお返しをしないといけないと考えてしまい、かえって困ってしまいます。
そう考えると、これはデメリットとは言えないかもしれませんね。
賃貸住宅などの保証人のなり手がいなくなる
私の場合、まだ父親が働いているため、賃貸住宅の保証人をお願いできていますが、いつか父親が仕事を辞めて年金生活者となった場合、保証人になれなくなってしまいます。
賃貸住宅の他、高齢者になったときの介護施設に関しても、保証人が必要なようですね。
その際、懇意にしている親戚がいないと保証人のなり手がいなくなってしまう恐れがあります。
これらについての解決策ですが、賃貸住宅の保証人に関しては親兄弟、3親等以内が対象となるため、私の場合は独身で働いている妹にお願いすることができます。(妹は結婚する気はなく、ずっと仕事を続けることになるため)
さらに、保証人なしで入居可能な賃貸物件も増えてきているのでそちらを探すか、または少し費用は掛かりますが賃貸保証会社を利用可能な物件に住めば済むことです。
また、介護施設の契約については、独り身の人からお金を受け取ることで身元保証を請け負うNPO法人があります。
将来介護施設のお世話になりそうな時はそちらを利用すればOKですね。(信用できるNPO法人かどうかの見極めは必要ですけど)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここ10年以上親戚付き合いを全くしていない一人暮らしぼっちが、親戚付き合いしないことのメリット・デメリットについて考えてみました。
結論としては、『メリットはたくさん、デメリットは少しあるものの回避策があるため問題なし』ということですね。
このように書いてきましたが、決して親戚付き合い自体を否定しているわけではありません。
親戚付き合いが好きな人、苦にならない人も中にはいることでしょう。その人たちは、親戚付き合いを楽しめばいいことです。
アニメ映画『サマーウォーズ』のような大所帯の親戚ぐるみの付き合いも大いに結構。
ただ、わたしのように親戚付き合いが面倒でしたくない人は、無理にする必要はないし、親戚付き合いしなくても立派に生活できるということです。
わたしのように親戚付き合いが面倒でしたくないという独身のあなた、無理な親戚付き合いはしなくてもいいんだと考えれば気持ちが楽になりますよ。
唯一気がかりなのは、今後私が誰かと結婚できたときですね。
結婚相手の家庭が親戚付き合い盛んだったらちょっと困るところですが、それは結婚相手が見つかった時に改めて考えるとしましょう(笑)
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