私は10数年務めた会社を辞めて、個人事業主として働き始めました。
当時勤めていたIT企業を辞めた人の中で全く違う業種(教育関係)を始めたのは私くらいで、かなり珍しい存在だったと思います。
そんな風に、自分らしく自由に生きようと思い切って独立したのですが、自由に生きるのは楽しい反面色々と準備や覚悟も必要となります。
では、自由に生きるにはどんなことに気を付ければいいのでしょうか?
ここでは、実際に会社を辞めて自由に生きる道を選んだ私より、自由に生きる際の注意点などをご紹介していきます。
自由に生きる道を選ぶ際の7つの注意点
それでは、自由に生きる道を選ぶ際の注意点を挙げていきます。
①最低限の備えはしておく
自由に生きる道を選ぶ際、まずは今している仕事を辞めますよね。
会社員であれば、会社に雇われている限りは毎月の収入は保証されます。
しかし、起業したり私のように個人事業主として働き始めると、収入の保証は一切なくなります。
何か不測の事態が起これば、一気に収入が途絶えることもあり得るのです。
また、独立して仕事を始めるには、軍資金が必要となります。
初期費用のいらないビジネスに取り組む場合でも、当面の生活費は用意する必要がありますね。
つまり、自由に生きたいからと無計画に会社を辞めてしまうのは、ちょっと危険です。
新たに独立して仕事を始めるにしても、最低半年、できれば1年以上の生活費を確保してから会社を辞めましょう。
私が会社を辞めて、教室経営(学習塾・PC教室)を始める際は、初期費用を除いても丸3年間無収入でも食べていける蓄えがありました。
それだけ軍資金があれば独立した当初上手くいかなくても、そこまで慌てる必要はありません。
そこまで蓄えなくても、半年以上生活できる資金は必ず確保しておきましょう。
②社会人のマナーは身に着けておく
社会人経験をある程度積んでから、自由を求めて独立するなら何も問題ないでしょう。
ただ、中には新卒入社して数か月で会社を辞めてしまう人もいます。
それがいいか悪いかは別として、独立して働く場合は社会人の基本マナーは身に着けておく必要があります。
私は社会人を10年以上経験してから独立したので、その点は何ら困りませんでした。
自分らしく自由に生きる場合、世間一般の社会におけるマナーはしっかり身に着いていないと後々後悔することになるかもしれません。
③できれば親の理解は得ておきたい
自分らしく自由に生きようとすると、大抵家族が反対するもの。
今のまま会社に勤め続けた方が安定した生活が送れて安心だと思うからです。
失敗したときのリスクや世間体を気にする親もいることでしょう。
私の場合、幸い理解のある両親で、会社員を辞めて独立する話をしたところ、特に反対することもなく、応援してくれました。
なのでスムーズに自由に生きる道へ進むことができましたが、こんなケースはむしろ少数派かもしれませんね。
大抵は両親もしくは片方の親から反対を食らうでしょう。
できれば熱意を込めて説得し、理解を得たいところです。
もし理解を得られなかったとしても、それでもあなたの信念が変わらなければ、親の制止を振り切ってでも自由に生きる道を選択するのはアリだと思います。
そこで自由に生きる道を選択しないと後悔することになりますからね。
ひたすら努力して結果を出せば、のちのち親も理解を示してくれるはずです。
④友達を失う覚悟はしておく
『会社員を辞めて独立する』と友達に言うと、なんだか遠い存在に感じるようで、関係が疎遠になりがちです。
実際、私は独立して仕事を始めて以降、こちらからも連絡は取っていませんが、友達からもほとんど連絡が来なくなりました。
それはそれで、自分の進む道に集中できて、私的には良かったんですけどね。
自分らしく自由に生きる道を選ぶと、それまでに関係のあった友達を失うかもしれないので、あらかじめその覚悟はしておきましょう。
⑤どういう働き方がしたいかを考え、実現できる方法を探す
自由に生きる道を選ぶ際、あくまで自分らしさを活かせる道を選ぶことが肝心です。
自分がどういう働き方がしたいのかをよく考えて、それを実現できる方法を探しましょう。
私の場合、一人でできる仕事で、かつ教えることに興味があったので教育関係の仕事に就きたいと思いました。
色々と情報収集していたところ、PCの学習システムを用いて一人で指導できるスタイルの学習塾の存在を知りました。
私が望んでいた働き方や業種がぴったりマッチし、一人学習塾経営の道を選んだのです。
⑥リスクヘッジをしておく
独立して仕事をしていると、想定通りに行かないことが多いです。
私も当初はかなり楽観的に塾経営を始めたものの、当初全く生徒が集まらず焦った時期がありました。
普通のスタイルの塾であれば、それでもうアウトだったかもしれません。
しかし私は、もし塾経営が想定通り上手くいかなかった場合はこうしよう、というリスクヘッジをしていました。
それは、塾で使うPCを用いて、日中にPC教室を開講するというものです。
塾開校後半年ほど経てPC教室を開いたところ、地域のニーズにマッチし、あっという間に塾の生徒を超える数のPC教室の生徒が集まりました。
自由ばかり追い求めるだけでなく、不測の事態に備えてリスクヘッジをしておくことは大事ですね。
⑦自由=全て自己責任と認識する
自分らしく自由に生きることは、裏を返せば何が起きたとしても全て自己責任だと言うことです。
会社員であれば何か問題を起こしてしまったとしても、会社や上司がカバーしてくれます。
しかし、独立した後は全責任は本人に帰属します。
その責任を負う覚悟があって、初めて自分らしく自由に生きる道を進むことができるわけですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
実際に会社を辞めて自由に生きる道を選んだ私より、自由に生きる際の注意点などをご紹介してきました。
正直、自由に生きる道は決して平坦で楽な道ではありません。
しかし、努力の末に得られた自由な環境はかけがえのないものになるはずです。
私のように会社組織に疲れたら、自由に生きる道を模索してみるのも選択肢の一つですよ。
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