わたしは数年前にサラリーマンを辞めて独立し、教室経営の仕事を始めました。
日中はシニア向けのPC教室をして、夕方以降は子供を相手に学習塾を開いています。
もともと教えることが好きで、子供と接するのが嫌いではなかったのもあり始めた学習塾ですが、この仕事を始めてから感じたことがあります。
『それは子供がいない人生を送るのもアリかも。むしろそっちの方が自分にとって幸せかなあ』という思いです。
現在アラフォー独身のわたしは、もしかすると子供はおろか結婚すらできない可能性もあり、そう思えたことでかえって気持ちが楽になりました。
ここでは子供相手の仕事をしてみて『子供がいない人生も幸せかな』と感じた理由をお話しします。
Contents
『子供がいない人生も幸せかな』と感じた理由
それではさっそく、『子供がいない人生も幸せかな』と感じた理由を挙げていきます。
自分の子供と性格が合うとは限らない
わたしは昔から子供好きな性格だと思っていました。
それもあって今の学習塾経営を始めたのですが、ちょっと考えが変わってきました。
自分と合う性格の子供はもちろん好きですが、性格の合わない子供はどうにも好きになれないことに気づいたからです。
この辺りは子供も大人と同じですね。
同じちょっぴり生意気なタイプでも許せる子供もいれば、頭に血が上り許せない子供もいるから不思議です。
もし自分に子供ができたとして、万一自分の性格と全く合わないタイプだったらと考えると、複雑です。
塾の生徒と保護者を観ていても、『どうしてこんなしっかりしたお母さんの子供がこんな感じなんだろう』という風に、全く性格や気質が異なる親子もいます。
お母さんも子供の頃はお子さんと似た感じで、後天的に変わったのかもしれませんけど。
自分の子供であれば何をしてもかわいく思えるのかもしれませんが、自分と全く合わない性格・気質の子供が生まれてきたらと考えると、絶対の自信を持てなくなりました。
かわいいのは小さい頃だけ
今ではやっていませんが、わたしの学習塾では以前知育教育を開校しており、幼稚園の子供も受け入れていました。
幼稚園くらいまでの子供は、無邪気でかわいらしくていいですね。
ただそれも、小学生になると徐々に変わってきます。
これは子供にもよりますが、かわいらしさを感じるのはせいぜい小学1~2年くらいまででしょうか。
それ以上の学年になってくると、途端にかわいげがなくなってきます。
わたしが子供の時も、小学校の3~4年位から親に無条件にかわいがられなくなった記憶があります。
とはいえ小学生の頃ならまだいい方で、中学高校と育つにつれ、幼い頃に感じたかわいらしさは微塵もなくなってしまいます。
反抗期を迎えた子供を持つ保護者も見てきましたが、とにかく大変そうですね。
自分の子供であれば、小さくてかわいらしさにあふれた頃を覚えているため、子供が大きく成長しても変わらぬ愛情を注げるのかもしれませんが…
何かとお金がかかる
子供ができると、何かとお金がかかりますよね。
小さい頃は育児にお金がかかるし、成長するにつれ教育費が高騰してきます。
食費や生活にかかる費用も決して馬鹿になりません。
特にわたしのように収入が不安定な個人事業主にとって、結婚して子供をもうけて成人まで育て上げるということには、大きな責任と覚悟が必要だと言えますね。
ママ友・パパ友なんてうざい
子供が生まれると保育園や幼稚園つながりでママ友という関係があることは知っていました。
最近ではさらにパパ友なんていうものまであるそうですね。
子供と同じ保育園・幼稚園の友達つながりで、母親同士だけでなく父親同士も休日に顔を合わせて仲良く接したりするなんて、考えただけでうんざりです。
まだ母親同士なら普段から顔を合わせる機会があって色々と話のネタもあるでしょう。
父親は子供の友達のことなんてよく知らないだろうし、普段面識のない父親同士、会っていったい何を話せというのでしょうか?
また、父親同士をパパ友などと称して無理に仲良くする必要はあるのでしょうか?
わたしが子供の頃、わたしと同じ保育園・幼稚園の子供の母親とつながりはありましたが、母親同士だけで会うようなことはなかったです。
ましてや父親には子供つながりの友人など一切いませんでした。
そもそもママ友・パパ友なんて言葉、いったい誰が作ったの!?
群れるのが嫌いなわたしにとって、ママ友・パパ友などという関係はうざいの一言です。
PTAなんてめんどくさい
子供が小中学生になると、PTAに一度は関わらないといけないようですね。
まあ、父親は仕事があって時間的に難しいため、PTAになるのは母親がほとんどだと思いますが、PTAなんてできることなら一切関わりあいたくないです。
PTAは色々とやることが多くて負担が大きいらしいですからね。
集団で何かを取り決めたりすることがめんどうで嫌気がさしたから個人事業主として独立して働き始めたのに、なんでまたPTAなんかに関わらないといけないの?と思います。
私と同じように考える人が多いのか、PTAのない学校も徐々に増えてきているようで、それがより広まってくれることを期待します。
やりたいことができない
子供ができたら、前述の通りにお金がかかるし、さらに自分の時間も無くなります。
自分の時間が無くなったとしても育児は楽しいのかもしれませんが、今の私にはちょっと考えられません。
今は仕事が忙しくて他にやりたいことの時間を捻出すること自体大変なのに、これで子供を授かったら何もできなくなってしまいます。
100%子供中心の生活を送ることは、私にとって幸せなことなのかどうか…独身一人暮らしの生活を満喫中の私には甚だ疑問です。
子供がいなくて後悔するかもしれないこと
一方、子供がいなくて後悔するかもしれないこともあります。
家系が途絶えるかもしれない
わたしの家族には父母の他、妹が一人います。
しかしその妹には一切結婚する気がないようです。
妹も私と同じくすでにアラフォーで、妹がこのまま結婚せずわたしも結婚できなかった場合、家系が途絶えてしまうことに。
両親に孫の顔を見せてあげられない
わたしはアラサーの頃から、母親から『結婚の予定はないの?』とちょくちょく聞かれていました。
父親は直接聞いてくることはないものの、母親と気持ちは同じようで。
子煩悩な両親は、やはり孫の顔がみたいようですね。
一度は親に結婚を期待させることがあったんですが、訳あってそれもなくなってしまい、今では厳しい状況です。
老後
独身一人暮らしは気楽でいいものですが、いつかは人生最期を迎えます。
独居老人の孤独死は社会問題となっており、わたしもこのまま結婚せず子供をもうけないまま天涯孤独だったら思うと、老後や自分の最期についてちょっと心配になりますね。
子供がいなくてもいいなら結婚は?
子供がいなくてもいい境地にはなってきましたが、それでは結婚はしなくてもいいかというとそうではありません。
やはり結婚はしたいです。
今現在はぼっち生活を満喫していますが、死ぬまでぼっちはさすがに寂しいような気がします。
友達兼恋人のような結婚相手はほしいですね。
以前は結婚したら絶対子供が欲しいと思っていました。
今は結婚しても、相手が子供嫌いだったり、高齢で出産が厳しかったり、何らかの理由で子供に恵まれなかったとしても、平気な心境になった点は大きく変わったところです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
子供相手の仕事をしてみて『子供がいない人生も幸せかな』と感じた理由をお話ししてきました。
子供がいると何かと大変そうで、いなくてもいい境地に達することができました。
ただそう言いつつも、もし結婚できて好きなパートナーとの間に子供を授かれたら、それはそれでうれしいんでしょうね。
今後結婚相手は何とか見つけたいと思いますが、子供については『ケセラセラ(なるようになる)』ですね。
子供がいてもいなくても、楽しくて幸せな人生を送りたいものです。
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