ここ数年、東北の東日本大震災や熊本の震災など、
日本国内で大きな地震が頻発しています。
わたしが住んでいる東京も、
首都直下型地震が30年以内に70%の確率で発生すると言われています。
南海トラフ大地震もいつ何が起こるかわかりません。
つまり日本のどこに住んでいても大地震に遭い、
被災者となるかもしれないのです。
一人暮らしで地震が怖い人は不安でたまらないことでしょう。
わたしは少し位の地震はあまり怖く感じませんが、
大震災がいつ起こるかわからないところはさすがに不安があります。
ここでは、一人暮らしで地震が不安で怖い人に対して、
どうすれば不安が解消されるか、その対処法をご紹介していきます。
メンタルの不安の対処法
そもそも、地震が起きた時に一人でいることが怖いのであれば、
一人暮らしをやめて誰かと暮らすことを検討したほうがいいでしょう。
友人とルームシェア
中のいい友人が近くに住んでいるのであれば、
ルームシェアはいかがでしょうか。
家賃は折版になるため、
一人暮らしの時よりも負担は軽くなるはずです。
自分だけの完全なプライベートな時間や空間は限定されますが、
大きな地震など不測の事態が起きた時に
一人でないことを考えると大変心強いことでしょう。
恋人と同棲
しばらくお付き合いしている相手がいるなら、
同棲生活を検討してみましょう。
特に結婚をある程度意識しているのであれば、
相手の普段の生活ぶりも構見えることが出来るので、
おすすめです。
シェアハウスに住む
友達も恋人もいない人の場合、
シェアハウスはいかがでしょうか。
キッチン、風呂、トイレなどが共同の賃貸物件で、
同じシェアハウスの同居人とは、
共有スペースで一緒の時間を過ごすこともあります。
同じ建物に住む仲間意識が強くなるため、
不測の事態が起きた時にも助け合えるので、
不安も少なくなることでしょう。
わたし自身の経験からも、
大きな地震が起きても、だれか人がいるとかなり不安は解消されます。
2011年3月の東日本大震災が発生した当時、
わたしは会社員で、都内有数の高層ビルの47Fで仕事をしていました。
同じフロアに大勢人がいたためか、ビルがものすごい揺れに襲われた時も、
メンタル面ではほとんど怖さを感じませんでした。
これがもし深夜に自宅に一人でいた時に震災が発生していたら、
そこまで冷静でいられなかったかもしれません。
大きな地震が起きた際に、
どうしても一人では怖くて耐えられなさそうな場合は、
前述の方法を検討してみましょう。
建物や室内の不安の対処法
築年数の古いアパートや安普請の鉄骨マンションなどに住んでいると、
とてつもない大きな地震がきたら、
建物自体が壊れてしまうのではないかとの不安があります。
また室内の被害も心配ですよね。以下、対処法をご紹介します。
RCマンションに引っ越す
RCマンションとは鉄筋コンクリート造りのマンションのことで、
耐震構造に優れています。
東日本大震災でも、津波の被害の合ったエリアではRC物件と
鉄骨の骨組みだけと合った鉄骨造りの物件しか残らなかったと言われています。
やはり作りのしっかりした物件に住んでいると安心できますよね。
注意点としては、RCマンションでも、
1階がピロティ―形式の物件は自身に弱いです。
ピロティ―とは、1階の地上部分が柱のみで出来ていることを指します。
津波の被害のなかったエリアのRC物件でも、
ピロティ―形式の物件はピロティ―箇所が倒壊していたのです。
つまり震災対策する上では、
ピロティ―形式ではないRC物件を探して引っ越すといいです。
ベッド周辺の高い位置に物を置かない
自宅の建物が倒壊しなくても、自身によって建物は揺れます。
ベッド(寝床)周辺より高い位置に物が置いてあると、
揺れて落ちてくる危険性があります。
そしてそれが寝ている自分の頭に当たりでもしたら大変です。
ベッド周辺にはくれぐれも物を置かないようにしましょう。
ベッド周辺以外も、あまり高い位置に物を置かない
ベッド周辺以外にもあまり高い位置に家具など置かない方が無難でしょう。
地震の揺れで落ちてきます。
私の経験でも、東日本大震災の際に帰宅すると、
タンスの上に置いていた縦長のタワー型のブックラックが落下して、
壊れてしまっていました。
家具類などで落ちて壊れるようなものは、
あまり高い位置には置かないようにしましょう。
一人暮らしであれば、高さのある家具を設置している人は少ないでしょうが、
もしあれば、地震の揺れにも動じないよう、
家具転倒防止グッズで補強しておく必要があるでしょう。
賃貸物件ではねじや釘は使用できないため、
突っ張り棒や転倒防止用耐震マットなどが有効でしょう。
震災発生後の不安の対処法
震災が発生し、建物の倒壊はなく、物の落下の危険も回避できました。
しかし、震災発生後の方がさらに不安に見舞われることでしょう。
この後は、震災発生後の不安の解消法をご紹介していきます。
避難所の場所を抑えておく
東日本大震災や熊本の震災の被災者の映像を観ましたが、
いつ自分が被災者になるかわかりません。
被災して取るものもとりあえず、避難所へ逃げることになるかもしれません。
そのためにも、ご自宅からの避難所の場所は事前に必ず押さえておきましょう。
一人暮らしの場合、寂しさが募ることもあるので、
避難所にいれば大勢の人がいて寂しさも紛れることでしょう。
ちなみにわたしは目の前の小学校が緊急時の避難所とされているので、
何かあった場合もすぐに向かうことができます。
火の元に注意
もし料理中などキッチンのコンロを使用中の際に大きな揺れが起きたら、
すぐに火を消すようにしましょう。
火事が発生して二次災害になったら大変ですからね。
あわててすぐに外に出ない
緊急時の避難では、『おさない かけない しゃべらない』という
『おかしの約束』というものがあります。
大きな揺れに慌てて外に飛び出したりせず、
揺れが落ち着くのを確認し、周囲の安全確認をしてから外に出るようにしましょう。
マンションの高層階にお住まいの方は、
エレベーターが止まってしまった場合の避難の仕方も事前に確認しておきましょう。
防災グッズを用意しておく
震災が発生してから、『あれを用意しておけばよかった』、
『あれが必要だったとは』、と後悔しても後の祭りです。
一人用の防災グッズを用意しておき、
普段ベッドの下などかさばらない所に置いておきましょう。
防災グッズには最低限必要な水や食料、医薬品などが入っています。
水は2リットル×3日分はあったほうが安心できるので、
足りない分は追加で用意しておきましょう。
そして、数か月に一回、
水や食料の期限を確認して適宜交換しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
地震に対して万全の備えはしておくべきものの、
いつ起こるかどうかわからないことに過度に心配すべきではありません。
ふらっといつものように近所のコンビニに買い物に出かけた人が、
突然暴走してきた車にひかれて亡くなることだってあるんです。
人生いつ何が起きるかわからないのですから、
腹をくくって、日々を悔いなく生きていくことが肝心です。
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