ここ数年、夏の暑さは厳しさを増してきていますね。
電気代を節約したい一人暮らしにとっても、ひと夏の間にエアコンを全く使わずに暑さをしのぐのは大変困難と言えるでしょう。
エアコンの利用はしつつも、極力冷房効率をアップさせて電気代を節約したいところですね。
ここでは一人暮らしでもできる、エアコンの冷房効率をアップし電気代を節約する方法をご紹介します。
エアコンの冷房効率をアップし電気代を節約する方法
それではエアコンの冷房効率をアップする方法を挙げていきますね。
フィルター掃除
エアコンのフィルターの掃除を定期的にするかしないかで、エアコンの冷房効率はだいぶ異なってきてしまいます。
一人暮らしだと自分で自宅の何もかもを掃除しないといけないので大変だと思いますが、2週間に1回はフィルター掃除を行うようにしましょう。
フィルター掃除の手順は以下のようになります。
- エアコンの電源プラグを念のため抜いておく
- エアコン本体のほこりを掃除機などで取り除く。
- フィルターを外す。
- フィルターに付着したほこりを掃除機にかけて取り除く。
- お風呂場でフィルターにシャワーをかけ、残ったほこりを洗い流す。
- 洗い終わったフィルターを陰干しする。
- エアコン本体を雑巾などで拭いてきれいにする。
エアコンからフィルターを外す際にほこりが落ちてくる可能性があるので、部屋掃除をする前のタイミングに行うといいですね。
弱ではなく自動運転に
エアコンの風量は弱に設定しておいた方が電気代がかからないように感じますが、実は違います。
常に自動運転の状態にしておきましょう。
エアコンがもっとも電力を消費するのは、設定温度まで室温を下げる時です。
弱運転にしてあると、設定温度まで室温が下がりきるのに時間を要し、かえって電力を多く使うことになります。
その点、自動運転にしておけば、設定温度まで最短時間で一気に冷やしてくれます。
その後は設定温度を維持する程度の弱運転に自動で切り替わるため、もっとも効率的な運転をしてくれます。
何より、いちいちエアコンの設定を切り替えるのは面倒ですからね。
電気代の節約をするならエアコンは自動運転一択で行きましょう。
設定温度を見直す
エアコンの設定温度を見直すことも電気代の節約に大きく影響します。
エアコンの冷房は設定温度を1℃上げるだけで約10%の節電が可能となります。
冷房の設定温度は一般的に28℃が推奨されています。
昔は28℃だとちょっと高めかなという気もしましたが、昨今の猛暑の夏を考えると28℃の設定でも充分涼しく、快適さを維持できます。
扇風機やサーキュレーターを併用する
『エアコンの設定温度28℃だとまだ暑いなあ』と感じる場合、扇風機やサーキュレーターを併用しましょう。
扇風機やサーキュレーターを併用することで、体感温度を2~3℃下げることが可能です。
体感温度を下げるにはエアコンの冷気を室内にまんべんなく行き届くようにする必要があります。
エアコンから出る冷気は下に溜まってしまうので、下に溜まった冷気を部屋中に循環させることが肝心です。
設定のポイントは以下の通り。
・エアコンの風向きは水平にし、遠くへ風を送るようにする。
・扇風機・サーキュレーターはエアコンの冷風が下りてくるあたりに置いておき、やや上向き(斜め45度くらい)に傾けて動かす。
こうすることで、部屋の下に溜まってしまうエアコンの冷気が、室内全体に循環し、体感温度を下げることができますよ。
カーテンをしっかり閉める
さらに冷房効率を上げるためにも、室内のカーテンをすき間のないようしっかり閉めるようにしましょう。
遮光遮熱カーテンを付けておくことで、窓ガラスから入ってくる太陽の直射日光の熱を遮るため、冷房効率は一段と良くなります。
夏はレースのカーテンがいいという場合、遮熱効果のあるレースのカーテンもあるので、ホームセンターやネット通販を探してみてください。
就寝時はタイマー機能を
夜寝る時はエアコンをつけっぱなしにしたままだと、体が冷えてしまいよろしくありません。
就寝時は必ずタイマー機能を使い、眠りについてから2時間後を目安にエアコンがオフになるよう設定しておきましょう。
夜2時間エアコンが稼働し続けていれば、十分朝まで快適に眠ることができます。
外出時はスイッチを切る
エアコンは24時間つけっぱなしにしておいた方が電気代が安く済むという説が以前ありました。
ただそれは丸一日ほとんど外出しない場合に当てはまるだけで、数時間外出して自宅を不在にしたりするのであれば、エアコンのスイッチはオフにしてしまって構いません。
近くのコンビニやスーパーへちょっとした買い物に行く間はつけっぱなしでもいいですが、朝仕事に行くとき、休日に外出するときはエアコンのスイッチは切りましょうね。
除湿機能
暑さよりもジメジメした湿度が不快な場合、除湿機能に切り替えましょう。
弱冷房除湿であれば冷房よりも消費電力は少なくなります。
空気中の水分を除去して湿度が下がり、快適な室内になるのでケースバイケースで冷房と切り替えていきましょう。
ただし再熱除湿機能を使うと、冷房よりも電力を多く消費してしまいます。
再熱除湿とは、温度はそのまま湿度だけ下げる機能です。
エアコンが取り込んだ空気から水分を取り除き、その空気を温めなおしてから室内に空気を戻すため、余計に電力がかかってしまうんですね。ご注意ください。
室外機に日が当たらないようにする
一人暮らしの賃貸住宅の場合、エアコンの室外機はベランダに置いてあるはずです。
もしエアコンの室外機が直射日光の当たる場所に設置されていた場合、日光で室外機本体や周辺の空気が熱せられるため、室外機が熱を捨てる際により多くの電力を使うことになります。
室外機にカバーを付けて直射日光を浴びないようにしましょう。
そうすることで、室外機は本来の電力効率を維持できるようになり、結果電気代も抑えることができます。
人が炎天下の下で勉強するよりも、室内で勉強するほうが能率が上がるのと同じことですね。
専用の室外機のカバーを用意してもいいですし、すだれで室外機の上をおおっても同様の効果が期待できますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
一人暮らしでもできる、エアコンの冷房効率をアップし電気代を節約する方法をご紹介してきました。
電気代を上手に節約しつつ室内を快適に過ごし、真夏を乗り切りましょう。
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