仕事やプライベートで日々忙しい一人暮らしは健康管理するのも何かと大変ですよね。
体にいいものを食べるために外食を減らして自炊を増やしたり、肉類を控えめに野菜を多く摂ったり、お酒好きはお酒を控えめにしたリと、さまざまな留意点がありますが、どれも手間がかかったり、無理な我慢が必要だったりします。
しかし、忙しい一人暮らしでもとにかく簡単に行える健康にいいことがあります。
それは朝コップ一杯の水を飲むことです。
実際わたしは一人暮らしを始めてからずっと実践していますが、確かな健康効果を感じていますよ。
ここでは忙しい一人暮らし必見の、朝コップ一杯の水を飲むことで得られる健康効果についてご紹介していきます。
Contents
朝コップ一杯の水を飲むことで得られる健康効果
朝起きてから飲むコップ一杯の水で、以下のような様々な健康効果を得ることができます。
目覚めをよくする
朝一に飲む水は体を覚醒し、目覚めをよくする効果があります。
朝起きると交感神経が働き始めますが、副交感神経は眠ったままの状態です。
そこに一杯の水を飲んで胃腸を刺激することで、副交感神経が働きはじめ、自律神経のバランスがよくなります。
快適に一日を過ごすことができるようになりますよ。
肌の老化防止
上記のように自律神経のバランスがよくなると、体の隅々まで血液が流れるようになり、肌の老化防止効果が期待できるようになります。
女性には特にうれしい効果ですね。
胃腸を活発に
朝起きていきなり味の濃い食べ物や酸味の強い食べ物を食べてしまうと胃腸に負担をかけてしまい、よくありません。
朝食を摂る前に一杯の水を飲んでおくことで、あらかじめ胃腸を活発な状態にすることができ、朝食を取り込む前の準備運動になります。
一杯の水を飲んだ後なら胃腸も食べ物を消化する準備を整えられているので、朝食も問題なくいただけますね。
血液サラサラ効果で血流改善
体内の水分量が減ってしまうと、血液の粘度が高くなり、いわゆるドロドロ血となります。
そして人は寝ている間にもっとも水分が失われ、血液がドロドロになりやすくなっています。
そこで朝一杯の水分補給をすることで、血液がサラサラになる効果を得られます。
また血液がサラサラになることで血流が改善され、血行不良を解消し、新陳代謝も高まります。
さらに、動脈硬化・脳血栓・高血圧の予防にもつながりますよ。
便通の改善・便秘の解消
朝の排便がスムーズに行くか行かないかで、その日一日の気分も大きく変わってきますよね。それだけに便通は常に良くありたいものです。
朝一杯の水を飲めば、胃腸が刺激を受けて活発に活動し始めます。
その影響で腸内の便の動きもよくなり、便意をもよおしやすくなります。
普段便秘気味の場合でも、毎朝コップ一杯の水を飲む習慣を作ることで、便が柔らかくなり便通改善・便秘の解消につながりますよ。
ダイエット効果
食事の際、最初に食べたものが最も吸収されやすく、また糖質を摂ると血糖値の急上昇につながります。
食事の前にあらかじめ一杯の水を飲んでおけば血糖値の急上昇を防ぐことができ、ダイエット効果も期待できますよ。
脳を活性化
脳の80％は水でできており、脳が水分不足を感じると脳の機能が低下してしまいます。
つまり水を飲むことで脳は活性化します。
知的作業に取り組む前に約0.5リットルの水を飲んだ人は、飲まなかった人と比較して14％も反応速度が速くなったという研究結果もあります。
朝一杯の水を飲んでおけば、すぐに仕事にとりかかる際も、活性化された脳で能率よく仕事に取り組めますね。
朝起きてからどんな水をいつ飲めばいい？
人は一晩眠っている間にコップ一杯分くらい（約200～300ml）の寝汗をかきます。
その分の水を補給する必要があるため、コップ一杯分の水を飲むのです。
水は常温の水か白湯がおすすめです。冷蔵庫で冷やした水は体が冷えてしまうので、血流改善効果が低下してしまうので避けた方がいいでしょう。
また、目覚めにはカフェインが効くからと言って、朝一で緑茶やコーヒーを飲んでしまうと、利尿作用があるため水分補給にはなりませんからご注意ください。
水はなるべく朝起きてすぐに飲む方がいいのですが、朝起きたばかりだと口の中は雑菌だらけです。眠っている間に口の中の水分が乾燥し、最近が繁殖してしまうからです。
つまり、朝起きてそのまますぐに水を飲んでしまうと、水と共に大量の雑菌を体内に取り込んでしまうことになります。それはちょっとイヤですよね？
そこで、水を飲む前に歯みがきをするか、うがいをしましょう。うがいをするだけでも口内の雑菌の大半を洗い流すことができますよ。
1日2リットルの水を飲むといいというのは本当？
健康法として1日2リットルの水を飲むといいという話を聞いたことはありませんか？
大量の水を飲むことでダイエット効果や体内のデトックス効果（解毒効果）をもたらすというものですが、これは半分正解で半分誤りと言えるでしょう。
たしかに人間は1日に2リットルくらい水を体内に取り込む必要がありますが、正確には、それは水ではなく水分です。体重50㎏の人はちょうど1日に2リットルほどの水分が体内から失われています。
つまり、水をごくごくと2リットル飲む必要があるわけではなく、普段の食事などで摂取する水分なども全て合わせて2リットル摂取すればいいのです。
水はカロリーがなく健康にいいのですが、大量に飲み過ぎてしまうと水毒といって人体にさまざまな悪影響を及ぼしてしまいます。
わたしたちは食事の際に味噌汁やスープなどからも水分を摂取しています。食事の量や内容にもよりますが、3食で大体1日1リットルの水分を摂っていると考えておけばいいでしょう。
あとはそれに足りない分（体重50kgの人であれば1リットルほど）の水を1日のうちに摂取すればいいわけですね。
その際は水を一気に大量に飲んだりせず、何度かに分けて飲むようにしましょう。
無理にたくさんの水を飲むことなく、臨機応変に水分補給することに努めましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
朝コップ一杯の水を飲むことで得られる健康効果についてご紹介してきました。
こんな簡単なことですが、大きな健康効果が期待できるとは、やらないと損と言えます。
普段の食生活や生活リズムが乱れがちな忙しい一人暮らしのあなたには、朝コップ一杯の水を飲む習慣を作ることを強くおすすめします。
思い立ったら吉日です。さっそく翌朝から始めていきましょう！
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