わたしは現在、個人事業主として、一人教室経営をしています。
昼はPC教室、夕方からは学習塾を行っています。
その学習塾の方に通う生徒の中に、中学1年生の女子Kちゃんがいます。
現在夏期講習の最中ですが、先日授業に来たKちゃんが私につぶやいたこと（ぼっち発言）で、思ったことがありました。
ここでは、中学生ぼっち女子のつぶやきを聞いて思ったことについて、述べていきます。
Contents
私の教室に通う中学生ぼっち女子
わたしが会社員を辞めて教室経営の仕事を始めてから、早5年経ちます。
Kちゃんが入塾したのは学習塾を開校して1年が過ぎた頃でした。
Kちゃんは黒髪が印象的なのんびりしたまじめな女の子です。
当時はまだ小3だったKちゃんも今年は地元の中学に入学し、中学生となりました。
もう4年の付き合いになるKちゃんですが、小学生のころから学校では一人で過ごすことが多かったようです。
でも別に一人で過ごすのが嫌というわけではなく、むしろ一人で過ごす方が好きと言っていました。
休日も友達と遊ぶより一人で過ごすことの方が多いらしく、そんな生活に満足しているようでした。
そんなKちゃんが先日教室に夏期講習の授業を受けに来ました。
たまたま空いている日で、同じ時間帯にほかの生徒はいませんでした。
すると授業の最中、Kちゃんがふとつぶやきました。
『2学期、学校いきたくないなあ…』
『なんで？』と問い返したところ、
『学校でぼっちだから』とのことでした。
小学生の頃ほとんどぼっちで過ごすことの多かったKちゃんですが、中学に入ってから授業でペアやグループを作る機会が多くなったようです。
周りの子はみな仲のいい子とすぐにペアを組んでしまい、Kちゃんはいつもペアにあぶれて、後ろにいるもう一人のぼっちの子と組むそうです。
しかし、その授業では次から次へとペアを交代する必要があるようで、その際に二人目以降がなかなか作れず困っているようですね。
母親を交えた三者面談の際も学校の先生から、
『Kちゃんはいつも一人でいることが多い』
『もっと自分から人の輪の中に入っていかないとね』
ということを言われたそうです。
わたしも高校時代はぼっちでした
そんなKちゃんの話を聞いて、
『別にぼっちだからって気にしなくていいんじゃない？』
と返した私。
かくいう私も、中学の頃は友達がいましたが、高校時代はぼっちでした。
【高校ぼっちあるある】今ではぼっちが全く平気となった私の回想録
なので、Kちゃんが授業の際にペアを組む相手が作れず、つらい思いをした気持ちがよくわかりました。
また女子の場合、グループ意識が強いので、一度仲良しグループが形成されてしまうと、その輪には入りづらいようですね。
かと言って、普段一人で過ごすのが好きなKちゃん的には、女子のグループの輪の中に入りたいという気もないようですが。
つまり、Kちゃんは友達がいなくて寂しいからではなく、ぼっちだと居づらい学校の状況が嫌で『学校に行きたくない』と言ったんですね。
学校の先生、ぼっちの気持ちもわかってください！
『1年生になった～ら、1年生になった～ら、友達100人できるかな？』
という歌詞の歌がありますが、学校というコミュニティは友達がいないと極めて居づらい環境です。
歌のように学校に100人も友達がいれば、確かに複数人で活動する際なんら困ることはないでしょう。
反面、友達のいないぼっちには困ることだらけです。
授業の際にペアを組んで何かをしたリ、グループを作って活動することには、もちろん意味があります。
でも、それを生徒にすべて任せてしまい、いつも好きな子同士で組ませてしまうと、Kちゃんや高校時代の私のようなぼっちは常にあまりものになってしまいます。
自分があまりものになったときのみじめさと言ったらありません。
Kちゃんはペアやグループを組んで何かをする際、相手と話ができないわけではありません。
ちゃんと自分の意見を述べたり、時には場を仕切ることもあったようです。
ただ、Kちゃんはぼっちでいることが好きで、進んで友達を作ろうという気がないそうです。
そもそも、いつも群れて行動する女子があまり好きではないとのこと。
なので、好きな子同士でペアやグループを組むとなると、いつも一人あぶれてしまい孤立しがちなんですね。
学校の先生には、こうしたぼっちでいることが好きな子にも配慮して、授業を行うようにしてほしいな、と思います。
生徒の好きにさせず、先生の方でランダムにペアやグループを作らせれば、Kちゃんのようなぼっち好きな子も苦労することなく、授業に参加できるはずです。
大して仲良くない子、仲良くなりたいと思えない子に、自分から話しかけていくのは、ぼっちにとって大変苦痛です。
自ら人の輪の中に入ることで、養われる力もあることでしょう。
でも、別に無理やり入りたくもない人の輪の中に入らなくても、友達がいなくても、社会で立派に働いていくことは可能です。
高校時代ぼっちだったわたしがそうであるように。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
中学生ぼっち女子のつぶやきを聞いて思ったことについて、述べてきました。
私やKちゃんのように、ぼっちでいることの方が好きな人というのは社会に一定数存在するものです。
ただ学校のような組織の中では少数派となってしまうため、生活しづらいことが多いんですよね。
私のようにぼっちの気持ちがわかる先生が増えてくれることを切に望みます。
そして私は、今後もKちゃんのぼっち特有の悩みや愚痴を聞いてあげたいと思います。
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まとめ
以上、Amazonプライム会員のお得な特典を紹介しました。
最後にもう一度まとめるとこんな感じ。
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